さよなら お義兄さん

まったく追いつかない。
書き終えないうちにまた新しいことが起きて、下書き保存になってしまう。
今日は無事に更新できますように・・。



今日、気持ちよくラジオを聴きながらパンを捏ねていたら
アル・ジャロウがかかった。
うん、ぴったり、ぴったり、こんな朝にぴったり、と捏ねる力にメリハリが出た。
今日はグラミー賞の行方をラジオが追っていたから
なにか特別賞でもとったのかな・・・。

そんな風にしか思わなかったから、その後のニュースが辛かった。


1982年、高知出身の彼と結婚する親友の結婚式に出席したときのこと。
親友たちと一緒に一日前に着いたわたしたちを高知空港で出迎えてくれたのは彼のお兄さん。
親友のお義兄さんになる方だ。
パンチパーマで一見強面。
お義兄さんが運転する車で一緒に昼ごはんを食べに行くことになったが、
怖そうな外見とはうって変わって、めちゃくちゃお茶目でチャーミングな人なのがすぐにわかった。
その夜わたしたちが泊まる宿は、親友の彼が昔バイトしてた国民宿舎で、そこを予約してくれたのも、
翌日、式に出る前に足摺岬までドライブするといいとレンタカーを借りる手配をしてくれたのも、お義兄さんで、
レンタカー屋の前で「スピード出して捕まらんように。ガハハ~」と送り出してくれた、土佐のいごっそう。

翌日、お義兄さんの予感が的中してスピード違反で捕まったわたしたちを
またガハハと迎えてくれたお義兄さんは、式では目を真っ赤に腫らして親友が嫁いだのを喜んでくれていた。


それから何年か経ち、お客さんが持ち込んだレコードのジャケットにお義兄さんがいた。
アル・ジャロウっていうのか~。
それで名前を覚えた。
かけてみると気持ちよく伸びる声で、当時の流行りの旋律を滑るように歌っている。
それで声を覚えた。
でも録音出来なかったので曲名は覚えられなかった。

去年の夏頃、ラジオから久しぶりに声が聴こえてきた。
あ、アル・ジャロウだ。でも・・
こんなに聴き覚えがある曲なのに曲名がわからない。
そろそろちゃんと覚えましょ、とShazamを起動すると、久しぶりにお義兄さんが出てきた。
お義兄さんは、「あんなに頑丈そうだったのに、空に行ってしまったよ」と
親友が辛そうに教えてくれたのは、もう10年以上も前だ。


アル・ジャロウも空に行ってしまったのか~。


見たこともなかったMVで、
お茶目なお義兄さんとアル・ジャロウが、また見事に重なった。











海から、川から、山から富士山

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先週の水曜日は雲一つない晴天でした。
昨年末、「すみだ北斎美術館」へ行って以来膨らみ続けていた
海と富士山が見たい! という思いを晴らすのにもってこいの日。
行き先は走りながら、辻堂海岸と決まりました。

遮る雲がひとつもない富士山は、そうそう見れません。
砂浜をどこまでも富士山目がけて歩いて、
戻り始めてから重くなった足に気づいても、後の祭り。

家に帰る道中、夕日の中にちらりと見えるだけで、「あ、見えた!」と
子供のようにいちいち口に出してしまう、富士山の魅力は不思議です。







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土曜日は、近所の橋からダイヤモンド富士が見えると知って行ってみたのですが、
土曜ということもあって、立派なカメラをのせた三脚がズラリと並ぶさまにびっくり。
ですが残念、日が落ちる寸前に雲に邪魔されました。







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夕暮れの川景色、西を見れば山々の影。
東にはやがてライトが灯り、東京タワーやスカイツリーが瞬くのが見える。
特別な日じゃなくても繰り返されているんだよな。




DSCN5442.jpg




一昨日は、わたしたちが草刈をして見渡せるようになった‘一の森‘からのダイヤモンド富士。
夕方の山に数人が集まって、ねぐらに帰る鳥の集団を見たりしながらその瞬間を待ちました。
周囲の雲は少なく期待していたのに、頂上に乗っかった雲は思った以上に分厚く居座り、ちょっと残念。

それで、昨日も再び山へ。
写真は昨日のものです。




DSCN5449.jpg



陽が暮れ始めるまで眩しすぎて、太陽が富士山のどこに沈んだのか見えません。





DSCN5452.jpg



 たった一日で、こんなにズレていくんだなと驚いたほど、
富士山の裾を滑るようにして昨日の夕陽は沈んでいきました。






Keep on running !

DSCN5305.jpg


.
毎朝大人4人分の洗濯物を干しながら
いつになったら娘と息子は巣立って行けるのだろうと思っていたのです。
ついこの間までは。


食品の買い物はここ数年減ってはいましたが
食べるのかな、いらないかもな・・と、ただでさえ少ないレパートリーの中で
夕飯の献立は常に頭を悩ませる種だったのですが
先月からほとんど食べなくなった息子に
ずっと前に見た映画「おおかみこどもの雨と雪」の雨を
期待を込めて重ねてみたりして
今思うと、「そう遠くないかもしれない」と
母親おおかみの直感はキャッチしていたのかもしれません。

*「おおかみこどもの雨と雪」は舞台が、大好きな祖母の出身地だったので観に行った映画でした。
  ストーリーはこちらで




家を出てアパートに住む  と息子が言い出してから
まだ2週間も経っていないのに
息子のパンツを干していた定位置は空っぽになり
料理は3人分になりました。

息子が苦手だった生姜や香辛料を増量して、
パクチーも魚料理も遠慮なく続けられるようになったと
すがすがしく宣言してみても
なんだかなにを聴いても身が入らず
買い物で自転車に乗れば
関係ない場所なんてどこにもないじゃんって思い知らされる。
そりゃそうだよ、ここは息子のふるさとなんだから と
元気を装おっても、なんだかなぁ・・。


新しい年が始まって、ダンナはまたAから順番にレコードを聴いているようで
先日はバッド・カンパニーを続けてかけていました。
以前書いたことのあるこのアルバムが
台所にいたわたしの耳にも聴こえてきたとき・・・


毎日のようにやって来ては
まるで積載能力なんて無い自分の車に
ちょこちょこと荷物を積んではせっせと運んでいく息子の姿が重なって
なんだか笑えてきました。


♪ I'm running with the pack
          I'm running with the pack・・



無計画でも、飛ぶ鳥跡を濁しっぱなしでも
とにかく走り出した息子に
keep on running ! とポール・ロジャースがエールを送ってくれているようで
「わたしもこれでいくとしよう」 と、この度の急すぎる展開が
やっと、すっと腑に落ちていきました。



keep on running !
keep on running !
keep on running !




DSCN5306.jpg





ところで我が家の「雪」が、再び家から出る日は、近いのか遠いのか、
今のところ、まったくわかりません。
おそろしく寂しくなって堪らないだろうなと今からおののいていますが
その時も最後には keep on running ! の心境に達せるように
自分も keep on running  してないとな、なんて思っています。






 










寒いのは苦手です ほんと

今日は昼頃から雨か雪の予報で、外は朝からどんよりとグレーな世界。
厚手の靴下にスリッパを履いて、レッグウォーマーをしても底冷えがふくらはぎまで支配して
すきま風の台所にいるのは修行に近い。
唯一あったかいのは、視界の中のまあるくなった猫たちの背中だけ。
灯油が切れそうになりエアコンに切り替えたのに、ポリタンクのある廊下に出る勇気が出ない。
こんな日は狭い家が広く感じること。

音楽を聴かないで何日も過ぎたから、今日は数珠繋ぎで聴こうと思ったのに、とっかかりが見つからない。
なにか一枚かければ、次に聴きたいものが出てくるのだろうけど、
こんなだから2階にあるレコード棚には行けやしないし(いや、行けよ)
おそらくなにか選んでも、なんだか「今日は違う、これじゃない」日なのだ。

それよりもラジオで誰かが何かくだらないことでも喋っていてくれる方が気が楽で、
座っているより動いている方が気が楽で台所に籠ったのだけど、
午後には材料もそろそろ品薄、第一今日は食べる人がいないではないか。

遅い手抜き昼食を食べたら眠気に襲われ5分横になり、
さあ、久しぶりにブログをアップしよう、と同時に思いついたのが、
ブログで書いたアルバムを順々に聴いてみること。



DSCN5248.jpg



あぁ偶然。
これ、どうして思い浮かばなかったのだろうとかけてみれば
暖炉の火にあたっているように心が温もって
この度の音楽を聴かない日が始まる前に少し戻れた気がしました。







子供たちが下校する時間になっても、幸い東京にはまだ雨も雪も降っていません。






雨の寒い午後

 今日は今年初めての里山での活動日。
昼過ぎからは雨の予報が出て、富士山こそ拝めなかったが、
天気はもってくれた。

安全祈願をして、コナラを4本移植して、落ち葉を掻き集めたら今日の作業は終わり。
畑に戻り、みんなでワイワイ大根やら水菜を収穫するのはやっぱり楽しい。
今年もこうやってくだらないことを言っては笑って、一年が過ぎていきますように。

みんなと別れて自転車を漕ぐ頃には
空気はまた一段と冷たさを増して
家に着いて部屋を暖めると心底ホッとして
猫たちと一緒にゴロンと横になることしばし。

そうだそうだ。
こんな時にかけるのにぴったりなCD借りたんだった。
先週、正月休みの人でごった返す図書館はいつもと違った様相を呈し、
CD棚も少し違うものが見つけられそうな気配を醸していた。

と、懐かしい名前を見つけた。
JDサウザー。
名前はもちろん覚えてる。
でも、あのヒット曲の名前が思い出せない。
見つけたのは去年のアルバム『テンダネス』。
『スーツに素足』に目がいって、借りてきた。




DSCN5136.jpg




絡んできた猫の手をそっとどけて起き上がりCDをセット。
冷えた体にストーブの熱と一緒にじわ~っとしみてくる。
しばらくして降り出した雨の音が、午前中を一気に遠くへ運んで行った。










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プロフィール

櫟コナラ

Author:櫟コナラ
里山と多摩川のある街で暮らしています。
家にいる時は、音楽かラジオをかけて、パンを作ったり、ネコと戯れたり。
うまく子離れしている・・つもりなんですが・・・。

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