春一番が運んできた ヌシたちの顔

 今日の東京の気温は、昼過ぎには24度まで上がりました。
昨夜からの凄まじい南風は雨を伴って吹き荒れ
朝、雨戸を開けると、台風の匂いがする湿った空気に
とても真冬の2月とは思えず唖然としました。

 朝からセーター、シャツと一枚ずつ脱いで、七分袖のTシャツすら暑くて 
「明日には真冬並みに戻りますので体調をくずさぬようご注意ください」
というウェザーインフォメーションには首を傾げたままの1日。


 IMG_4431.jpg



 午前中の生暖かい時間に聴いていたのは、
カルチャード・パールズの 「スペース・エイジ・ハネムーン」というCD。
もう何年前?とライナーを見ると1998年。
j-waveで聴いたのがきっかけで購入したアルバムで
春っぽい風が吹き始めると聴きたくなる曲が入っています。

♪ sugar sugar honey ♪ とタイトルも出だしもどれだけ甘いの?と、
普段ならひいてしまいそうなのですが、
軽快なアコースティックギターに乗ったボーカルの声が甘さ控えめでちょうどよいのです。
この声だからすっと入り込んできて、体内&脳内にじわじわ~っと広がったのでしょう。


 朝のラジオで聴いて、職場でも頭の中でグルグルとローテーションしているのに
哀しいかなそのときの職場には、午前がTBSラジオの「大沢悠里のゆうゆうワイド」
午後がFM東京、しかも1時間ずつしかかけられないという決まりがあり、
カルチャード・パールズなど幻の幻、そんな状況でした。

 
 昼休みにラジオを話題にすると、そこにいた多方の人が、午後のFMはともかく、午前中のAMは
「ないよね~」という反応だったので、後日先輩に確認してから、午前のラジオをj-waveに変えてみました。
するとどんよりと重い仕事場の空気がいっぺんにお洒落な西麻布(当時)に変身!
ところが、 ヤッタ!と小さくガッツポーズしてクルッと向き直り席に戻ろうとすると、
鋭い視線が刺さってきました。パートのヌシ的おばさんが老眼鏡越しに睨んでいます。
そして、「決まってるんだから 変えちゃダメ」と、さっさとゆうゆうワイドに戻してしまったのです。

 しょげながら席に戻るわたしに、同年代のパート仲間が慰めの視線を送ってくれました。
席につくと無性に悔しくて余計に聴きたくて、髪をかき乱しながら
好きな音楽の聴ける職場にトラバーユしようと決意したのでした。

 
 週末シモキタのCDショップへ出向き、このセカンドアルバムとデビューアルバムを中古で、
最新作を新品で、珍しく同時に3枚購入したのは、ヌシ的おばさんに抑えられた反動からだったのです、おそらく。
それと、わざわざ電車賃をかけたからという主婦的発想ももちろんあったでしょう。
倹約一筋のわたしには本当に珍しいことでした。

 

それにしても、そんなドタバタも18年も前になるというのに、
このアルバムは今でも自分の中では『最近買ったアルバム』という位置づけなんですよね。
じゃあ、『昔買ったアルバム』ってどのあたりまでなんだろうと考えても、はっきりしませんが。

ただ、あの頃たくさんいた、かなり年上のパートさんに街で会うと
もうすっかり「ヌシ的おばさん」からは卒業されて、ワンランクアップの「小さなおばあさん」になられていて
その変わりようから、「あれは最近のことではないわ」と実感するのです。


 あの頃のヌシさんたちより年上になったわたしを
小さなおばあさんたちはいまだに「若いんだからがんばりなさい」と励ましてくれるのですが。







 初めて見たyoutube は、ちょっと怖い女性のハナシ。
18年後の真実。




 
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この記事へのコメント

- TC - 2016年02月15日 01:44:46

おはようございます。こちらはヴァレンタインサンデーの朝です。
天気は、この1週間は真夏日和。気温は30度越えた場所が多くありました。
先週半ばにはLAダウンタウンでこの時期の最高気温の記録を越えたとかの話です。
よって野球帽、Tシャツ、ショーツ、スニーカーの出で立ちでの仕事。
昨日、今日とその暑さも落ち着きましたが、日中は温暖で過ごし易いです。

日本ですと音楽を聴きながら仕事が出来る職場と言うのはまだ少ないのでしょうか。こちらは大抵の職場はみな音楽を聴きながら仕事をしてるところが多いです。
服装も結構自由ですし、スナックを食べながら、ジュースを飲みながら・・・やはり文化の違いなのでしょうか。

それはそうと、猫さん、二人いらっしゃるのですね!
うちにも三毛が遊びに来て、裏庭で昼寝をしたり、遊んだりしてるので、ご飯と水を用意しています。たまにパティオスライダーを開けると、ダイニングやキッチンに入って来てキョロキョロしてますが、すぐに出て行ってしまいます。

また寒くなるとの事、健康管理には十分ご注意下さい。


- 櫟コナラ - 2016年02月15日 15:49:14

TCさん こんにちは。

天気予報が当たって、今日はただいま7度。震える寒さが戻りました。
わたしは花粉症を抑える薬をひと月前から服用しているので、比較的楽なのですが、
周りには風邪だか花粉症だかはっきりしないまま、鼻をグズグズしている人が大勢いますが、
この陽気のジェットコースターで、さらにそういう人が増えそうです。

それにしても、職場の自由な雰囲気、羨ましいですね。
わたしの数少ない(か、多いかは微妙ですが)職歴を思い出してみると
ラジオがかけられた職場は、そこだけでした。業種によって違いは大きいと思いますけど。
古い体質だと思っていた大きな企業に派遣社員で通っていた時は、
社員の方がしょっちゅうお取り寄せのお菓子を配ってくれたり、
喫煙者は1時間に何回も平然とスモーキングルームに行くのを見て
余裕があるところは違うな、と感じたものでした。
こういうのも日本独特なんでしょうね~、きっと。

TCさんのお宅では、遊びに来る猫のためにご飯とお水を用意されるのですね。
「世界ねこ歩き」というテレビ番組でみると、自分の飼い猫でなくても
当たり前に愛情を注いで共存している街が世界にはたくさんありますね。
こちらでも地域猫活動が盛んになってきているところですが、
そんな活動にしなくても、当たり前にできるといいのですが。

わがやの猫たちも、元野良猫ですが、今では家の中でだれよりも大きな顔をしています。
今日は寒いので、わたしが椅子に座るとすぐに年長のmomoが膝に乗ってきて
立とうとすると文句を言います。
暖かいのはいいのですが、そろそろ立ち上がらないと
後で腰と膝が痛くてタイヘンなことになります。

今日も温暖なカリフォルニアからコメントをありがとうございました。


- TC - 2016年02月17日 09:36:49

こんにちは、こちらは火曜日午後5時前になるところです。
昨日も今日も気温は30度を越えましたが、明日から小雨が降ったりと気温も一気にさがるとの事です。

日本と比較するとアメリカの職場は大抵の場合はとてもカジュアルだと思います。
もちろん小さい音量ですが、みなラジオを聴いたりと好きにやっています。
自分の場合はガンガン大音量でかけてますが・・・

猫さん、そうですね、野良猫だったり、飼い猫だったりといろいろだと思いますが、野良猫も近所の皆に可愛がられていて、どこへ行ってもちゃんと食事をもらっているようです。それにとってもキレイなんですよ、とても野良さんとは思えないくらいに。

自分が裏庭にパティオカバーを作ったのも、半分はこの三毛猫(チビ)が暑い夏の日除けだったり、雨しのぎが目的だったのです。

- 櫟コナラ - 2016年02月18日 12:05:45

TCさん こんにちは。

 偶然つけたテレビで、ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」誕生秘話を
昨晩偶然見たばかりなのですが、
メンバーの中で唯一生きていらっしゃる女性が
カリフォルニアは人も温かくて優しいと言っていました。

‘60年代と今では気候に変動はあっても
住んでいる方の温かさは変わらないと、TCさんのコメントを拝見してあらためて思いました。

野良さんに優しい街、あたたかくていいな~と思います。

 あの曲、ヒットしてからだいぶ後になって知りましたが、
今でも好きな曲です。

- mikitaka08 - 2016年02月19日 23:00:53

こんばんは

 確かにこの楽曲に類する音楽は「大沢悠里のゆうゆうワイド」を毎日聴いているヌシにとって、違和感があったでしょうね。
 
 音楽が流れる場所(最近は喫茶店もいかないので、大半がスーパーや本屋、ホームセンター等々)の音楽って、けっこう特色がありますね。音楽がその店色に染まっている、そんな感じを受けます。
 今流行りの言葉でいうと、ルーティーンですか。なかなかそれを崩せないのですね。きっと。
 でも、この話は自分にもあてはまり、ドキっとしました。
 高齢者はルーティーンを守るのです。私は午後に車に乗る時、AMローカル局の「大沢悠里のゆうゆうワイド」的番組に必ずチューニングを合わせていますね。今、気がつきました。

- 櫟コナラ - 2016年02月20日 23:26:14

mikitaka08さん

こんばんは。
「高齢者はルーティーンを守る」なんだかとっても説得力がありますね~^^
毎日同じ時間に同じ声や音楽が聴こえてくる安心感ってありますよね。
番組のひとつひとつのコーナーが、体内時計になっているようなこともあります。

あの「ゆうゆうワイド」でも、「七円のうた」(だったかな?怪しい記憶です)と永六輔さんの声が聴こえてくると、
もうあとひとがんばりで昼休憩だな、と思っていたように
j-waveを聴いていても「あ、もうこんな時間!」と我にかえるきっかけになる時があります。


ずっとあの会社で勤め続けていたら、今頃ヌシになれていた筈なのですが
残念ながら会社は消滅してしまいました。
人の入れ替わりの激しい会社でしたので、お陰で地元に顔なじみの方が増えましたけれど。


今夜は全国的に天候が大荒れのようですね。
どうぞお気をつけください。
コメントありがとうございました。





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家にいる時は、音楽かラジオをかけて、パンを作ったり、ネコと戯れたり。
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