カルメン・マキが 「時には」と歌う もうひとつの歌

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 カルメン・マキが ♪ 時には ♪ と歌い始める曲といえば
かの有名な「時には母のない子のように」ですね。
数週間前にBS-NHKで放送された 「ザ・フォークソング ~青春のうた~」という番組でも
久しぶりのテレビ出演でこの曲を歌っていました。

 司会は南こうせつで、海援隊の「思えば遠くへきたものだ」から始まるあたりは定番中の定番といった感じでしたが、
この日はもうひとりビッグサプライズ! 下田逸郎も出演しました。
「テレビでこの方を見る日がくるとは・・」とさまざま感じ入ったところで、カルメン・マキ登場。

 このアルバムが出てから来年で20年ということが信じられませんが
テレビのなかで 「時には~」と歌うマキ(呼び捨てできない)さんは、この写真の女性の母親のよう。
時が経ったのをしみじみ感じました。

 「時には母のない子のように」が大ヒットしていた頃のわたしは
母がいなくなったらなどと考えただけで、夜も寝られないような子供でした。
「母のない子のように」と歌っているのだから、母がいないのではないのに、
マキさんの影のあるルックスと、哀しいメロディーが相まって、まったく勘違いをして
「可哀想に。このきれいなお姉さんは、お母さんがいないんだ」
そう思い込んで聞いていました。

 その番組ではもう1曲、「戦争は知らない」という曲が歌われました。
同じくらい昔から歌われていたようですが、わたしは初めて聞きました。
聴いていると、マキさんの長いキャリアと自分の育った時代の巡り合わせが頭をよぎり
今また反戦を歌わせるような世の中になったことが悲しいような情けないような、悔しいような・・。


 もう1曲わたしが知る「時には」で始まる歌があるのです。
それが、写真のアルバム「UNISON](1996年)に入っている「ジュゴン」というのんびりとした曲です。

 
 ♪ 時には ジュゴンのように 
   静かに暮らしたい
   深い海の底で 誰にも邪魔されず ♪


 アルバム全体ゆったりとしていて、
マキさんの穏やかでリラックスした歌い方は、
正直言うとオズでの歌唱についていけなかったわたしには嬉しかったのです。
清志郎とデュエットした曲もあり、今聴くと泣きたくなるほど温かい
疲れた時、癒してくれるようなアルバムです。


 このアルバムを最近久しぶりにヘヴィ・ローテーションしています。
20年前はついこの間のように思うほど近い昔ですが、
あの頃はどんなことを考えて聴いていたのか思い出せません。
今は、ジュゴンが静かに暮らす海と、反戦を歌う必要のない時代が
ふっと遠くになったように感じてしまうのです。


番組で歌ったyoutubeがありました。






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この記事へのコメント

- ゆきまロック - 2015年11月14日 21:47:53

今晩は♬
カルメンマキさん!
カルメンマキ&オズは今でもレコード持ってます♬
ですが・・・最近のは知らなかったので参考にさせていただきます!
有難うございます♬

- 櫟コナラ - 2015年11月15日 18:32:29

ゆきまロックさん

こんばんは。
マキさんがオズで活躍していた時代は、
わたしには日本語のロックは難しくてよくわかりませんでした。

このアルバムも、もう最近とはいえなくなりましたが、
聴きやすくて、毎日のように聴きこんでいた頃が懐かしく感じます♪

- mikitaka08 - 2015年11月18日 01:07:38

こんばんは
 
 私も見ました。

 カルメン・マキ(あえてさんはつけません、理由は後程)の健在ぶりを知り、嬉しかったです。

 「戦争は知らない」は私が大学生の時です。フォークルの歌で、「戦争を知らないこどもたち」より強い思いがあります。
 なにしろ寺山修司(誰もさんをつけないほど偉大で、当時はひとつの文化面の大ブランドでした)作詞ですから、詩の重みに圧倒されました。カルメンマキも当時は宇宙のかなたから出現したような不思議な雰囲気の女優で、寺山修司のアングラ劇団天井桟敷 にいました。貧乏学生の私は同じく貧乏な友人たちとアングラ劇を観に行くお金も勇気もなく、雑誌や読書新聞(当時、読書新聞が何誌かあって、本の批評だけでなく音楽や美術、映画、演劇情報を確か50円で提供してくれていたと思います)を読んで、カルメンマキ像を抱いておりました。
 それがある日突然「時には~」とラジオから歌声が流れ、びっくりし、歌ったものです。
 その寺山修司がベトナム戦争を背景に作った歌ということで話題をよび、素人っぽいフォークルの歌がとくに深夜放送で人気が出たと覚えています。
 恩師が作った歌を今このような世界の状況の中でせつせつと歌ったカルメンマキに涙がこぼれるほど感動しました。
 貴重な話題のご提供、ありがとうございます。

- 櫟コナラ - 2015年11月18日 20:36:18

mikitaka08さん

こんばんは。
わたしの浅い知識だけでカルメン・マキを綴ったブログに
深みを与えてくださるコメントをいただき、ありがとうございます。

寺山修司も天井桟敷も、その名前を知っても、
手を伸ばしてみようとさえ思えない、遠い存在でした。
ですが、mikitakaさんたちの世代にとって、いかに大きな存在だったかは
肌で感じていた気がします。

あの番組の収録スタジオに集っていたのは、まさしくその年代の方たちでしたね。
「戦争は知らない」を、一緒に口ずさんでいる人が映っていました。
そのとき、マキさんはこの歌を昔から歌っていたんだな、と思いました。
mikitakaさんも涙がこぼれるほど感動されたんですね。

浅い知識でも、これからも書いていきますので、
またいろいろと教えてくだされば嬉しいです。よろしくお願いいたします。



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