吉井さんのソロが懐かしい

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このところラジオやテレビに引っ張りだこの、ザ・イエロー・モンキー。
今年、奇跡の復活を遂げて全国ツアーに出ると知っても
取れるわけがないチケットを目指してざわざわした日々を送るのが億劫でなんの努力もしなかったので、
ツアーの様子などを自分から追いかけるのは避けていたのですが、
そのツアーがひと段落したイエモンに否応なく接するうちに
ずっと聴いていなかったアルバムに久しぶりに手が伸びて、3枚続けて聴いています。




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「もう一生解散しません」と宣言したなんてことを聞いたら、
思い出してしまいますよ、ソロになったばかりの頃のもがいていた姿










高橋さんがチケットを取ってくれて

 *イエモンの先輩 高橋さん



これからどんなふうになっていくのか見届けよう ってライブに通った、
2004年からの数年間が、今、無性に懐かしい





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あれからわたしは一体何をしてきたんじゃろ?
ふと我が身を振り返る





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12年間、リビングの片隅で埃を被っていた雑誌を手に取り
たしか、こんな日を迎えるための解散、みたいなこと言ってたな~と
読み返してみようと開いても、なかなか進まず
もういいかって、なんでも面倒なのは更年期症候群のせいか。


でも、15年前と変わらずいい顔で笑ってる4人に
本当によかったね~って心から思っています。
それと、今は疎遠になってしまった高橋さん。
必死でチケット争奪戦を制して感激の涙・・・
だといいな、とも。


天邪鬼が去ったら、イエモンを聴こうかな。






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1年前のTOTO

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30年遅れでTOTOに聴き浸る日々を過ごしていたある日のこと、
図書館でCDの並んだ棚に視線を泳がせていると、初めてTOTOの文字を見つけました。
今まで貸し出し中で見る機会がなかったのか、それとも目に入らなかったのか、
このタイミングでこうくるか~と手に取ると、『XIV』とあります。
ローマ数字は苦手なので、14でいいのかな? と自信のないまま
眉間にシワを寄せて帯に書かれた小さな文字を追うと、邦題は『聖剣の絆』といい、
去年、前作から9年ぶりに発表されたニューアルバムだと書いてあります。
ずっとファンでい続けた人には、嬉しいニュースだったんだろうな、と
今年、来日公演にいって興奮していた友人の顔が浮かびました。

今、TOTOモードになっているからといっても、どんな音が出てきても、
先入観で聴き比べたりできるほどTOTOを聴いてきたわけではないので
まっさらな気持ちで聴き始めましたが、1曲目から最後まで引き込まれたまま
58分57秒が過ぎた時は感無量になりました。

4か月前に1986年で再び動き出したTOTO時計は一気に30年分進み、
玉手箱を開けたら、いっぺんに歳をとった浦島太郎のように
メンバーも年をとり中年男性に変身しました。
ですがそれは声も音も同じです。
20代だったメンバーと同じだけ歳をとって、
今また、円熟したTOTOのアルバムに酔いしれる機会に巡り会えて幸せです。


その夜はネットでさまざまな記事を読み続けました。
ジェフ・ポーカロとマイク・ポーカロの訃報を新聞で読んだときは、寂しかったことは覚えていますが、
今になってあらためてメンバーの思いに触れると、
TOTOを『商業的にビッグなバンド』というイメージだけで捉え過ぎていた自分を後悔しました。




 こんな映像を見ると とくに・・・



ジャケットに「剣」がデザインされたのが久しぶりのことだとか、
このアルバムで久しぶりに復帰したメンバーのことなどを読むと、
自分との偶然にこじつけて密かに喜んだりもするものですが
なかでも、「”Toto IV”の続編のつもりで作った」というスティーブ・ポーカロの言葉が嬉しかったです。


後方のビル群に書かれた漢字で、映画『ブレード・ランナー』を思い起こしたジャケット・アート。
こんなデザインは、LPレコードで欲しかったなと、少し後悔しています。


30年前のTOTOと

6月に不意打ちにあってから、ずっとTOTOにハマっています。


きっかけはこの日でした



ビルの屋上の若き日のTOTOに、30年遅れの一目惚れをした10日後、御茶ノ水に行く用事が出来ました。
御茶ノ水といえば楽器屋やレコード屋の街です。
これはレコードを探してみなさいということよね、とひとり合点し、
本来の目的を気もそぞろに済ませると、駅前のディスクユニオンで I`ll be over you の入ったアルバム『FAHRENHEIT』を探しました。


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以前は住まいの近くに、「こんな田舎町にディスクユニオンが!」と奇跡のように存在していたのですが
数年前に撤退してしまったので、レコードを漁るのはずいぶん久しぶりのことでした。
『漁る』というのは、一枚ずつ持ち上げてはストンストンと落とす、あの行為のことですが、わたしは勝手にそう呼んでいます。
周りを見回せば、出張のついでに立ち寄った風情の同年代と思われるサラリーマンや
イマドキな若者がヘッドホンを外したいでたちで、真剣な眼差しでレコードに向かっています。
右から近づいてくる人と右に進むわたし。どこで入れ替わるか、あ~、ペース早いなこの人。
でもここはじっくり見たい、とペースを崩さずにいると、不意に一番左まで移動されたりして・・。
心の中でそんなちょっとした駆け引きも楽しみながらレコードを探します。
やっぱりいいなぁ、中古レコード屋さん。


レコードを小脇に挟んでルンルン帰る妄想は、残念ながら(否、残念ではない!)FAHRENHEIT』のレコードがなく(残念ではない!)泡と消えましたが
CDをバッグの中で温めながら帰宅して、すぐにかけてみると、スピーカーから出てきたのは、
Ⅳまでしか知らないわたしが思わず仰け反るほど、いかにも‘80!で AOR? なTOTOで
ボビー・キンボールより何世代も若く感じる新加入(おい!)ボーカリスト、
ジョセフ・ウィリアムズのあまりに伸びやかな高音に圧倒されます。

やはり出会うべき時に出会うものなんだなと思わされました。
1986年当時に聴いていたら、素直に受け入れられたか、自信が持てません。
 I`ll be over you の、本当の良さに気付くのに30年を要したくらいですから。トホ。


今年、このアルバムが発売された1986年がキー・ワードになることが多いのは、今年が2016年だからでしょうが、
「○○創立30周年」などと目にして、30年前にふと立ち返ると、1986年がすっと遠のきます。
ちょっと前だと思ってたのにな。
その思いは、「まだ子供産んでないぞ~」という影武者のツッコミで消えていくのですが。

遠くに行った‘80の音だから、ちょうどよくなったのでしょうか。
素直に心地よくて、夕飯の支度に立つ台所でも、作業が気持ちよくはかどります。
当時TOTOが好きだった筈のダンナは、わたしがこのCDをかけていると
ダンナがシーアをかけている時のわたしと同じような反応を示し、部屋から出ていきます。
まぁ、いいのです、お互い好き好きはありますので。

ですが、よく聴いていたⅣはともかく、懐かしさ満載のHYDRAまで繰り返し聴くようになり
「ねぇ、もっとあったよね? TOTOのレコード」。
などとせっつかれるのは、甚だ迷惑なのでしょう。
売ったことに何年も気づかなかったくせに、なんだよ今頃。
という気持ちはよくわかります。
本当にすみません。鈍感で。


でもこうも思っています。
この曲が流れていた時から今までの間の悲喜交々が
聴く耳を成長させてくれたのではないか、と。
聴力が衰える分を補う力が、どこからか湧いてきているのなら
視野が狭く尖っていた頃にキャッチしそびれた曲たちと
まだこれから出会える機会がごろごろ転がっているのかもしれない、とも。
元々流行り廃りには縁のない身ですから、そう難しいことでもないように思うのです。








プロフィール

櫟コナラ

Author:櫟コナラ
里山と多摩川のある街で暮らしています。
家にいる時は、音楽かラジオをかけて、パンを作ったり、ネコと戯れたり。
うまく子離れしている・・つもりなんですが・・・。

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