追悼  アンディ・フレイザー

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 今月の16日にアンディ・フレイザーが亡くなっていたことを
偶然知りました。

 アンディ・フレイザーといえば、フリーのベーシスト。
根暗な女子高生時代、バイト代で「Fire and water」を買ってからは
バドカンよりもこのレコードの方が何度も繰り返し聴いた覚えがあります。






自分も10代だったので、当然かなり年上と思い込んでいたのですが
後からデビュー当時の年齢が全員10代だったと知り驚いたものです。


 それから10年近くが経ち、再び驚かされることになりました。
 
  店用のレコードを買うために、月に一度は渋谷のタワーレコードに通っていたのですが、
あるとき「NOW ON AIR」と掲げられたジャケットの名前を見ると・・・





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 アンディ・フレイザー!?
この短い髪の人が、あのアンディ・フレイザー?!

  時は1984年。
こんなヘアスタイルが流行りでした。
同姓同名? とも思ったハズですが、きっとPOPに「元フリーの・・」とか
書いてあったのだと思います。
迷うことなく購入して、ぇええ~、どんな音楽やってるんだろうと
聴くのが楽しみなような怖いような・・。

 針を下ろしてさらびっくりです。
桑名正博のセクシャル・バイオレットを思わせるオープニングの曲。
POPです。
そして、フリーで歌うようにベースを弾いていたアンディ・フレイザーが、歌っている!
キャッチーな‘80サウンドは、営業時間になり賑やかになった店内でも、
まったく違和感なくBGMになっていました。





 夜が更けて潮が引くようにお客さんが帰っていった頃、
洗い物をしながら、もう一度このレコードをかけていると、常連のMさんがやってきました。
 静かな空間に曲だけが賑やかで違和感があったのでしょうか、
Mさんの意識が向いたのがわかりました。
その途端、「ねぇ、Mさん、この曲誰が歌ってるか当てたらビール1本奢るよ」
自分でも思いがけない言葉が出ていました。
「え~、珍しいじゃん、そんなこと言うなんて。本当に?」
Mさんの確認する視線はダンナに向いていました。

 例えばツケはお客さんとの良い関係をダメにするから絶対しないとか
ダンナとわたしはルールを作って真面目に商売してきたので、
わたしがそんなことを言い出すのは意外中の意外だったのでしょうが、
わたしの方は、絶対に当たるわけがないと100%の自信がありました。

 ダンナもそう思ったのでしょう、「今日は特別」と答えました。
「う~ん・・・」腕組みをして考え込んだMさん。
いくら音楽関係の仕事をしているとはいえ、そう簡単に出てくる名前じゃあないわ、と
タカをくくったわたしの顔に答えでも書いてあるかのように
Mさんはわたしを見ながら、口の端に少し笑みをたたえ
「あ~、ア~ン・・ディ・フレイザー!」と言い切ったのです。

「え~っ・・なんでわかるのぉ?」驚いたのなんの。
「たまたまね。ちょっと前に雑誌で見てたんだけど、
声じゃわからなかったな~。
でも、ここなら、コレくるかな~と思ってさ。  
やった! ビールください」

 その夜Mさんは、わたしたちの店で飲んだ一番美味しいビールだったとご満悦でした。


 そのMさんと、ちょうどその頃一緒にバンドをやっていたベーシストのSくんという人がいます。
最近、たまたまSくんのことを書いたブログを読む機会があり
その脇に並んだタイトルでアンディ・フレイザーの訃報を知りました。

 人から見ればなんでもないようなことかもしれませんが
わたしにはこんな小さな偶然が、人との縁のような気がして、
来月何十年ぶりに集まった時に、話題の一つにできるかもしれないなと思っているのです。


 何年か前に来日の告知で見たアンディ・フレイザーはマッチョなおじさんに変身していました。
でも、やっぱりわたしにとってのアンディ・フレイザーはフリーのベーシスト
長髪のアンディ・フレイザーで止まったままです。
 





 
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一の森で植樹

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 まだどんよりと寒い空の下、おととい準備しておいた通り
畑から一の森へクヌギ、コナラ、ヤマツツジなどが軽トラで運ばれた。
 南ちゃんの一番の活動目的は『里山の再生』なので、植樹はかなりメインの作業。

山を覆っていた篠竹を刈ったはいいけど、地面の中はまだまだ根っこがびっしり網目状に蔓延っているので
掘るのと切るのを同時にやらなきゃならない。
でも根っこを除いてしまえば、ほこほこといい感触の土。


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クヌギは植えた後踏んで、しっかり地面を固めるけど
ヤマツツジは踏まないなど、アドバイスをしてくれる造園のプロがいるから心強い。



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 18名参加でカメラマン率も高い!
わたしを入れて3人同時に撮影しているじゃないか~笑




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 ガケ下はどこに植えたかわかりにくいので目印を立てておく。
早くこの辺りももっと手入れしたいのだけど、
そのためにはまず不法投棄のバイクをひきあげなければならない。
どうやって捨てたの?
捨てた人に来てもらって説明してもらいたいような場所にゴミはある。



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 午後は一の森の上の道を挟んだ場所の笹刈り。
じゅんさんがひとり、誰にも言わずに刈っていた場所を隠すように残っていた笹の壁。




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 取り払って一気に広がる。
今日からは「秘密の場所」じゃなくなった。



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 そのじゅんさんは、黙々とアカメガシワなどを3本伐採。
また樹間が開けて広々とした林。



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 わたしは前に伐ったまま転がっていた篠竹を掃き集め、葛の根を退治。
最後にみんなで、自生していたエノキを堀上げ、
畑でポットに入れてまた埋めたら今日の作業は終了。
気が付くと天気が良くなり汗ばむほどになっている。


今日はいろいろはかどって、充実の1日だった。
平日、少ない人数で作業をするのが苦にならないのは
定例の日曜日にこうやってたくさんの仲間が来てくれるからだと、
つくづく感じながら山を降りてきた。



ジャガイモの植え付け

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 今年もジャガイモを植えました。
灰をまぶす人、畝をきる人、堆肥を運ぶ人、と自然と作業に流れが出来て
ずいぶん慣れてきたねぇと言いながら
大人数でやるから楽しいんだよねと再確認。



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 おととしの暮れに集めた雑木林の落ち葉がいい感じに熟成された堆肥と
ほんの少しの化成肥料を混ぜて土をかけてゆく。
この作業の時が一番気を遣う。


 今年も出ますよ。幼虫に要注意。



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 満員ラッシュの寝床に戻された、たくさんのカブトくんたち、ごめんよ~。




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 今年植えたのは男爵とキタアカリの2種類で
切り口を天に向ける初めてのやり方。
この方法だと丈夫な茎が育つんだとか。一同、へぇ~と感心する。




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 去年の写真を見てみると、たしかに切り口は下向きでした。
去年よりさらなる豊作になると良いな。
楽しみにしてくれている人がたくさんいるから。




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 ずいぶん待たされたけど、ブロッコリーも立派に育ち、
今は脇芽を摘んでもらってきている。
ライバルの虫がそろそろ目覚める季節。
その前にわたしたちがきれいさっぱりいただくことが出来そうだ。



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 明日は定例活動日。
ヤマツツジとクヌギ、コナラを一の森へ移植するので、
どれを移すか決めて掘り上げて準備。



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 大きくなりました。
前回が雨で流れて久しぶりになってしまったので、
明日は作業が出来るとよいけど。
そのあとの雨は、苗木のためにも大歓迎。



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 一の森のどこに植えるか目星を付けに歩いてゆく道。
タンポポが日向に群落を作っている。




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 3年前に植えたクヌギも順調に大きく伸びているし、
新芽が出て古い葉が落ちれば、春になる。
今年はどんな姿に森が育ったか、早く見てみたい。






2002年の実感と Home and Dry 

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 80年代に流行っていたエレクトリック・ポップは、
愛着の湧く音楽というよりも、店が忙しい時にかけるBGMで、
長く付き合う大切なレコードになるとは思っていませんでしたし、
事実、その頃のレコードは殆ど売り飛ばされてしまいました。

 どのグループも小奇麗に洒落て似通っていて、
ペット・ショップ・ボーイズもそのうちのひとつ、
正直、他との差異もあまりわかっていませんでした。
というより、比べて、わかろうとも思っていなかったのでしょうね。


 ですが流行りの時が過ぎ、たくさんのグループが消滅していったらしい中で
彼らは彼らのスタイルをずっと続けて進化してきたんだなと、
この曲を耳にしたときにハッとしました。


 浮かれ過ぎた‘80への気恥ずかしさが薄れ、
若気の至りも素直に思い出せるようになったとき、
その後ろで流れていたそんなに好きではなかった音楽も
ちゃんと懐かしい思い出になっていて
耳馴染んだ声は、なんだか聴いてて安心するなぁ、と思ったのです。







 あれからもう13年も経つなんて、本当に時の流れの早いこと。
日韓ワールド・カップの年だと思い当たると、
2002年の輪郭が急にはっきり見えてきて
長い付き合いになったなぁと妙に実感するのでした。




プロフィール

櫟コナラ

Author:櫟コナラ
里山と多摩川のある街で暮らしています。
家にいる時は、音楽かラジオをかけて、パンを作ったり、ネコと戯れたり。
うまく子離れしている・・つもりなんですが・・・。

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