ジョニ・ミッチェル 快方に向かうという嬉しいニュース

IMG_3375.jpg


もう先週になってしまいましたが、ジョニ・ミッチェルが快方に向かっているというニュースに、
やっと触れることができました。
3月に動脈瘤発作を起こし自宅で倒れていた・・というニュースから半年、長かったですね。

そのニュースは、友達のFacebookで知ったのですが、
英語で書かれた記事の中に、わたしでもわかる箇所を見つけました。
 
 Joni Mitchell is 'walking, talking and painting'・・・



 ジョニの回復を知って、一番初めに聴きたくなったのが2007年のアルバム『Shine』でした。
もうレコーディングはしないという宣言から数年後、
まさかの新作が出るというニュースを聞いた時のことを自然と思い起こしたのだと思います。
ですが、今そこまで望んだら欲張りというものですね。
ジョニが今回の病を乗り越えて、またなにか表現したいものが生まれたら、いつか耳に届くかもしれない。
その可能性があるだけで充分。
出なくても、それはそれ。
緊張感から解かれた軽い心地です。


 今頃になって、2007年の映像を見つけました。





 




 
木漏れ日の中でリラックスして話すジョニを見ていたら
iPhoneにこのアルバムを入れて、イヤホンで聴きながら山で笹を刈るのも良さそうだな
なんて思いついてしまったのですが、仲間には嫌がられるでしょうから
そのときは、ひとり離れて刈ることにしよう・・・とひとり頬を緩めています。






IMG_3322.jpg


 いつも見上げていただけのアケビ。今年は採りました。
中身はもちろん、皮を使って、山形の義母から教わった肉味噌詰め焼きを作りました。
新鮮なので程よい苦味が堪らなく美味しかったです。



スポンサーサイト

いちご白書 が渦巻いて

 昨夜はテレビの前で 開いた口が塞がりませんでした。
今までわたしが言ってきた全ての「開いた口が塞がらない」は取り消したいほどです。
大したことないことに使ってきたんだなぁと思い知らされました。
あんな本物の「開いた口が塞がらない」状態を、あの場面で見ることになるなんて。

 あれが国民にとって大切な事柄を決める人たちだなんて
あれが戦後70年続いてきた大切な事柄を変える話し合いの結末だなんて。
ばかにしないでよ! って言ってよ、百恵ちゃん! (あ、すみません、彼女とは同年代なもので)

 
 一夜明けて、今朝から頭の中でぐるぐると回っている曲があります。


IMG_3011.jpg



  Ladies of the Canyon ジョニ・ミッチェルが1970年に出したアルバムのB面最後の曲、サークル・ゲームです。
ある年代以上の方はもうおわかりかと思いますが、
1960年代の学生闘争を描いた映画 『いちご白書』 の主題歌です。
作者はジョニですが、映画ではバフィ・セント=マリーが歌っていました。






 その映画の公開は1970年ですから、またしてもわたしは後追いですが、
当時は日本でも、あさま山荘事件や日本の学生運動が頻繁にテレビで流れていて、
小学生のわたしには、ヘルメットにゲバ棒を持ち火炎瓶を投げる映像が
とにかく恐ろしかったのを覚えています。


 そんな記憶が薄れた高校生の時、バンバンが「『いちご白書』をもう一度」と歌いました。

IMG_3010_20150918130945809.jpg






 「いつか君といった映画がまた来る」 経験など、まだまだしていないのに
ニュースの映像記憶が錯覚させたのか、髪を切って社会に出てゆく人にリアルに切なさを覚えたものです。
わたしが大学生相当の年齢になったときには、学生運動は影を潜め、
高度経済成長の仕上げの時期到来というのでしょうか、
軽やかで華やいだ雰囲気が世間の色を変え始めていたので、
そんな中たった一人、成田空港建設反対と三里塚に通っていた友人の印象は強烈でした。


 あれから時代が波のように通り過ぎてゆく中、子育てや毎日の暮らしに埋没し、
気づいてはいるけれど、なにも言わずなにもせずに過ごしてきたら、
昨夜の有様を見る日がやってきたのです。

 現役の大学生が今や我が子より下の世代になり、
SEALDsを見ると隔世の感を禁じえませんが、
間に挟まれたわたしとこどもたちも、宙ぶらりんとただぶら下がっている場合ではありません。
 戦争から一番遠い時が高校時代だったね、とならないために声に出していかなければ。
幸い、先週集まった高校の同級生たちと飲みながら、自然と会話はそちらに向かいました。
初めてのことでした。
普通のおばちゃんだって、考えているんだよ、ばかにしないでよ、ほんとに! と。


 

 

Down To You

IMG_6358_201609132148029c5.jpg


この世の全ての曲の中から 好きな曲を10曲選ぶのはかなり難しいと思いますが、
一番だけはずっと決まっています。
ジョニ・ミッチェルの‘COURT AND SPARK‘の中の‘Down To You‘。


 このアルバムを聴くと、いつも同じ部屋の情景が浮かびます。
その部屋には初めて聴いた日からの記憶が瓶に入って並んでいて
辛い時には昔の辛い記憶と見比べてみたり、
まだ煙草を吸いたくなることのあった頃には想像喫煙が出来たり
疲れきったときは、なにも考えずに目を閉じてもたれていられる古いソファーがあったり
自由にしていられるわたしひとりだけの空間が広がるのです。


 4月の初め、ジョニ・ミッチェルが意識不明で救急搬送されたもののすぐに意識が戻り、
その後安定しているというニュースが流れました。
狭い家の中で1階と2階で違うアルバムがかかっていることも珍しくないくらい
ダンナもわたしも普段からよく聴き続けてきたので
安定しているというニュースを盾にして
それ以上自分からはあえてニュースを探しにいかないようにしていました。


それなのに・・・・



 こんな状況にあったなんて。



IMG_2130.jpg



 
 正直、ジョニの曲なら‘Down To You‘と同じくらい惹かれる曲はたくさんありますし、
一番、二番と決めるのがナンセンスなのもわかりますが、
‘この世で一番‘と決めた曲がある安心感の大きさを今も実感するのです。


 さまざま思いは巡りますが、今はただ‘COURT AND SPARK‘を聴いて、
ジョニの思いが尊重されていることを祈るばかりです。











秋の夕暮れ Joni Mitchell と虫の声 

IMG_1593.jpg


 Joni Mitchellも大好きなミュージシャンの一人です。
ミュージシャン、と限定してしまうのは間違いかもしれないですね。
画家としても才能豊かで、芸術家といった方がふさわしいかも。


 Joni Mitchellとの出会いは、まだわたしも20代そこそこでしたから、
曲と歌には心酔できても、写真で見るジョニは、
‘恋多き女‘と呼ばれることがピンとこない、正直いえば教師をしている堅物の親戚の叔母。
そんな印象でした。

 
 もちろん今でも、わたしよりうんと年上のジョニが実在するわけですが、
あの頃「叔母さん」と思っていたジョニをyoutubeで見られるようになった今、
今のわたしより遥かに年下ということを差し引いても、
身のこなしや、彼女の唇の動きに漂う色気に気づいたりして、
「ごめんなさい」と心の中で小さく謝りながら、
「でも、その服はちょっと・・・」と、まだ「親戚の叔母」にツッコミをいれたくなることもある
可愛げのない姪っ子の部分が、こちらも健在だったりします。


 初めての出会いは、このアルバムではありませんが、
この時期になると聴きたくなる一枚。

 理由は、単純です。
一曲目のイントロに聞こえる虫の音のせいでしょうね~。





 1991年の3月に発売のこのアルバムは、
当時、おそらく店にあった筈で、
二人目の子を妊娠中で、ほとんど店に出ることの出来なかったわたしは、
この年には聴いていなかったかもしれません。

 
 この曲を聴いていて浮かんでくるのは、
今も数メートル先に見える、この家の台所の裏の風景で、
網戸越しに今も、虫の音がジョニの歌声とずっとハモって聞こえています。






プロフィール

櫟コナラ

Author:櫟コナラ
里山と多摩川のある街で暮らしています。
家にいる時は、音楽かラジオをかけて、パンを作ったり、ネコと戯れたり。
うまく子離れしている・・つもりなんですが・・・。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
南ちゃんの活動 里山の出来事 (93)
パン作り (7)
momoとそらの話 (4)
遠出やらなにやら (28)
未分類 (3)
そら豆の機嫌 (1)
下北沢 (3)
映画 (6)
富士山 (6)
音楽と一緒 (179)
ブルース・コバーン (2)
チェット・ベイカー (1)
ニッキー・ホプキンス (1)
パティ・スミス (2)
ジェームス・イハ (2)
10cc (1)
ムーディ・ブルース (1)
ベイ・シティ・ローラーズ (1)
アル・スチュアート (2)
ローリング・ストーンズ (8)
U2 (4)
カーズ (1)
ジョージ・ハリソン (4)
イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー (1)
NSP (1)
ボビー・コールドウェル (1)
ニコレット・ラーソン (1)
グレッグ・オールマン (1)
フリートウッド・マック (2)
ブラザーズ・ジョンソン (1)
クライマックス・ブルース・バンド (1)
アメリカ (3)
ダン・フォーゲルバーグ (1)
アフロディティス・チャイルド (1)
バック・ストリート・クローラー (1)
スイング・アウト・シスター (2)
スーパー・トランプ (1)
ドゥービー・ブラザーズ (2)
エリック・クラプトン (2)
ポンキッキーズ (1)
バッド・カンパニー (2)
クリストファー・クロス (1)
リッキー・リー・ジョーンズ (1)
ビートルズ (5)
トム・ウェイツ (1)
宇多田ヒカル (1)
ラズベリーズ (1)
シャーデー (2)
コールドプレイ (6)
ジョニ・ミッチェル (4)
トッド・ラングレン (1)
オフコース (1)
ロッド・ステュワート (1)
TENSAW (1)
ポール・マッカートニー (3)
リンゴ・スター (1)
POPS IN PICTURE (1)
ジョン・アンダーソン (3)
唱歌 (1)
大瀧詠一 (1)
スティクス (3)
EL&P (1)
グループサウンズ (1)
ザ・バンド (1)
スティーブン・ビショップ (1)
ペンギン・カフェ・オーケストラ (1)
ジョン・メイヤー (2)
社歌・・etc (1)
ピーター・ガブリエル (1)
小室等 (1)
ティンガーラ (1)
アウスゲール (1)
パワー・ステーション (1)
チューリップ (1)
エリオット・スミス (1)
スマッシング・パンプキンズ (1)
クリーム (2)
ホール&オーツ (1)
シン・リジィ (1)
アクロス ザ ビュー (1)
モビー・グレープ (1)
デビッド・カバーデイル (1)
ディープ・パ-プル (3)
ホワイト・○○○○ (1)
バッド・フィンガー (1)
ロブバード (1)
ダーク・ダックス (1)
UK (1)
ソノシート (1)
ふきのとう (1)
シーナ&ロケッツ (1)
ペット・ショップ・ボーイズ (1)
ベイビーズ (1)
フリー (1)
デビッド・ミード (1)
ブルーオイスターカルト (1)
キングス・オブ・レオン (1)
クイーン+ポール・ロジャース (1)
デレク&ザ・ドミノス (1)
BAHO (1)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ (1)
ロン・ウッド (1)
キース・リチャーズ (1)
仲井戸麗市 (1)
カルメン・マキ (1)
ミッドレイク (1)
ストーン・テンプル・パイロッツ (1)
イエロー・モンキー (2)
デビッド・ボウイ (2)
ミック・ロンソン (1)
トム・ペティ&ザ ハートブレイカーズ (1)
カルチャード・パールズ (1)
生沢佑一 (1)
ザ・キンクス (1)
キング (1)
ポコ (1)
レッド・ツェッペリン (1)
TOTO (3)
ジェシ・デイヴィス (1)
レーナード・スキナード (1)
スティーブ・ミラー・バンド (1)
レスリー・ケリー&ジョン・フォード・コーリー (2)
リビー・タイタス (1)
ルーマー (1)
グレッグ・レイク (1)
ステイタス・クォー (1)
JDサウザー (1)
アル・ジャロウ (1)
打首獄門同好会 (1)
トム・ロビンソン・バンド (1)
ランディ・クロフォード (1)
最新トラックバック
月別アーカイブ
ブログに書いたアルバム 2
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
関連本
ブログに書いたアルバム

High Winds White Sky

チェット・ベイカー・フォー・カフェ・アプレミディ

夢見る人

ウェイヴ

LOOK TO THE SKY

The Original Soundtrack

THE Very Best of THE Moody Blues

Rollin

スティール・ホイールズ

ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム (DVD付 初回限定盤)

錯乱のドライヴ/カーズ登場(紙ジャケット/SHM-CD)

Carry on

Sleep Baby Sleep

Laid Back

ファームハウス

Tango in the Night

牙(タスク)

ベスト・オブ・ザ・ブラザーズ・ジョンソン

Mirage

Rumours

Fleetwood Mac

Cloud Nine

アイ・アム・サム

Plays On ~ Remastered & Expanded Edition [from UK]

Lucky for Some

ザ・トルバドールズ

America Original Album Series

flip flop

Welcome to the Real World

ホーム・フリー(紙ジャケット仕様)

666

シェイプス&パターンズ

Dream of Life

Burn

PUNCH DRUNKARD

Look to the Sky [Analog]

ブレックファスト・イン・アメリカ

Doobie Brothers ドゥービーブラザーズ / Best Of The Doobies 輸入盤 【CD】

461 Ocean Boulevard

ラン・ウィズ・ザ・パック

Christopher Cross

パイレーツ(紙ジャケット/SHM-CD)

プリーズ・プリーズ・ミー

クロージング・タイム(紙ジャケット仕様)

ベスト~フィーチャリング・エリック・カルメン

プロミス

ラント:ザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン(K2HD/紙ジャケット仕様)

ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

Smiler

Captain & Me

ポール・マッカートニー

イン・ザ・シティ・オブ・エンジェルス

イッツ・オンリー・ロックン・ロール

All That You Can't Leave Behind

A LONG VACATION 30th Edition

グランド・イリュージョン~大いなる幻影(紙ジャケット仕様)

Cornerstone

Crystal Ball

ELP四部作

ラスト・ワルツ 特別編 [DVD]

Wings Over America

Bowling in Paris

【輸入盤】ASGEIR アウスゲイル/IN THE SILENCE(CD)

【送料無料】 Power Station パワーステーション / Power Station 輸入盤 【CD】

TAKE OFF(離陸)

Figure 8

FC2Ad