山形への七ヶ宿街道 

 ダンナの実家があるので、年に一度は山形へ旅をする。
なかなか他への旅がままならないので
ちょいちょい寄り道をしながら。
こんかいの往路は、一番好きな七ヶ宿街道。
この時期としては暖かい上、夕方からの予報は雨で気まぐれに晴れ間。
もや~っとした視界ながらも、まずまずのドライブ日和でした。




IMG_8245.jpg



 東北自動車道を国見ICで降り県道を走ると、大きな赤い鳥居をくぐり
その先はカーブの連続でどんどん高度を上げる。
昔、ダンナの妹夫婦と2台で走ったとき
妹たちの連れていた猫が酔ってしまい
この先の峠の茶屋で一度だけ車を止めたことがあった。

いい景色だなぁ。

そのときばかりでなく、帰り道ここに差し掛かると
重かった空がスコーンと抜けたように感じる。
もうすぐICだからか、それ以来車を止めることはなかったので
珍しく車から降りて深呼吸。

このひと呼吸がこの日のペースを決めたようです。




赤い鳥居が並ぶ広い駐車場に1台あるかどうかの車。
今まで何度も目の端で見ていた場所に
その日はたくさんの車が停まっていた。

そうか世間は3連休最終日。
でも、みんなはどこへ行ったのかしら。



DSCN6748.jpg


 
歩き始めてすぐに、そんな疑問を持ったことが恥ずかしくなる。
見えていた鳥居はほんの僅かで、見通せないほど奥へ奥へと続いている。
参道のすぐ脇はもう深い山のような気配が迫って、
山肌から染み出した水が潤し、日陰を好みそうな草花がところどころに揺れている。
こんな場所に降り立ちもせず、一瞬で走り過ぎてきた何十年という時間。
悔やんでも取り返せるものではないし、
残り僅かでもかならず立ち寄ろうと小さく誓う。






IMG_8248.jpg



戻る時に数えてみようと思ってみたけれど・・
やめました。
思えば、ICからすぐのあの大鳥居から、ここの聖域は始まっているのだな。







DSCN6762.jpg



七ヶ宿ダム。
まだダムの工事が始まるぎりぎり前に通れていた自分に
「写真を撮っておいて」と伝えらる方法はないかな、ドラえもん。
あの頃は想像もしなかった見ず知らずの方のブログという方法で、
うろ覚えな景色に再会して喜んでみても
人が溢れる道の駅では落ち着かずに走り出た対岸の道から
タイミングよく打ち上げられた噴水を見て、わざわざ待ったこともあったなぁと、
ダムになってからの思い出の方がリアルに懐かしいことに気づくのだけど。





DSCN6770.jpg



 いつかは寄り道しようと見送っていた脇道に、カフェを期待して逸れて行ってみたけれど
コーヒーはお預け。
その代わり、東北一というやまびこ吊り橋からの景色はなかなかのもの。
写真を撮ろうと立ち止まると、けっこうな揺れ具合に驚く。





DSCN6767.jpg




この景色が見られただけでもラッキーとしよう。
雲もけっこうな迫力で空を分けてきた。


七ヶ宿街道、国道113号線はこの日は南陽市まで。




スポンサーサイト

湯上りドライブ かなり長い一日になりました

23.jpg


  ほったらかし温泉からフルーツラインを下って、目指したのは河口湖方面。
ドライブや登山で何度も来ていたエリアなのに、未踏の御坂みちを通るためでした。
地図を見たら、もちろん走りたいのは旧道。
冬季閉鎖マークを通年と見誤ってしまい諦め半分でしたが
一旦分岐を通過してすぐに、「天下茶屋営業中」の看板を見つけ、
嬉々とUターンして走り込むと・・・。


18.jpg



19.jpg



 現国道137号線はトラックやダンプ、乗用車がひっきりなしでしたが
こちらは後続車も対向車もなく、みちを独り占め状態。



17.jpg


もう何年も通行止めなのでしょうか。
道らしき跡を見つけるもの難しそうですが、「通行止め」の看板、けっこう懐かしいです。

気持ちよくマイペースに走って行くと、御坂隧道という見るからに古いトンネルが現れました。
隧道、この文字を見ると霊感とはとんと縁のないわたしでもちょっとブルっとくるのですが、
この日も一瞬ぞわっとしただけで、すぐに出口が見えてきてホッ。
ただ、狭いのでここで対向車は勘弁してと念じていると
旧道に入ってからとうとう一台の車やバイクに会うこともなくトンネルを抜け、
そこには河口湖と、グッと近づいた富士山が一番上の写真の眺望で待っていました。



24.jpg


肝心の天下茶屋は、まだ仕込み中のよう。
なにしろ時間が早すぎたのですね。
隧道は有形文化財になっており、その標識を読んでこの難工事で多くの方が犠牲になったことを知り
手を合わせ、寒さで車に戻ると、あっという間に新道に合流。
あ~、茶屋でのお茶タイムはコンビニのケーキに早変わり(涙)。






29.jpg



目指してきたのですが、河口湖に着いてみれば、見知らぬ景色にどうしようにも当てもなく、
大橋を渡らずに湖沿いを走ってすぐ見つけたパーキングで、波模様の逆さ富士を一枚。
富士急ハイランドの脇あたりでやっと見知った景色になってくると
河口湖ICで降りて富士山に行ったとか、パインズパークに行ったとか、スキーに行ったとか、
あそこもここも、ここから走っていったんだなぁと思い出真っ盛り。



31.jpg



ところが、ダンナの同僚がお土産にくれたという、美味しい蕎麦を買うためだけに忍野を経由して
山中湖へ向かう途中の場所ではそうもいかず






32.jpg



あらま~、こんなにいいところがあるよ、と車から降りると既視感がむくむくしてきたのですが、
どうやら来たことがある。
いや、絶対来たことがある。
そのときは向こう側から来た。
そうだっけ?
?????
ほうとう食べた。
食べた!

河口湖の思い出くらい昔のことはよく思い出せるのに、
食べ物の記憶をたどらないと思い出せない、中途半端な時期の記憶・・うう。





36.jpg



山中湖まで来ると、湖畔の記憶は確か。
スワン号乗り場で写真を撮っていると
ざわ~っと寄ってくる鯉や白鳥が




37.jpg



餌をやらずにいると、あっという間に遠ざかる。
覚えてた通りでした。




34.jpg



こんなところにオナモミが!と見ていると、話しかけてきた船着場のおじさんは
最近は外国からのお客さんばかりでこんな困り事があるんじゃよと軽く愚痴ってきましたが、
バブルな頃の、平日でも華やかに賑わいをみせていた湖畔の景色がまだ頭にこびりついている世代には、
なんだか身につまされ寂しく思いました。
遊びに来てくれる人がいるのは、喜ばしいことなのでしょうけれどねぇ。



40.jpg



わたくしごとですが(ブログは全部わたくしごとですが)、
三つ峠が見えたので、撮りました。
若かりし父と母が出会った山なのですが、もうあの山の頂はもちろん
山容を見ることも難しくなってきた二人へのお土産のつもりで。




41.jpg




それにしても、なかなか普段の行いが良いとか自慢しない方ですが、この日はしたくなりますね。
ずっとこんないい天気。ずっと富士山が眺められるのですから。




44.jpg


ここもよく来たっけ。なんで?と考えてみれば
無料駐車場、だからだわ。
そんなことにも今頃気が付いてふうっとしていると
またしても



45.jpg



オナモミです。
これって子供の頃はたくさんあって、友達と投げっこして服にくっつけて遊んだのに
と、土手で探してみるとなかなか見つからなくなっていることに気がついたのが十年近く前のこと。
まさか山中湖で、しかも遊覧船やらボート乗り場の近くで
続けて見つけるとは、ちょっと驚き。波が運んで来るんでしょうかねぇ。




49.jpg



オナモミを見ながら、巨峰とバニラのソフトクリームを食べて出発。
ここは有名な富士山と山中湖の撮影スポット、パノラマ台。
子供達が小さかった時に一度だけてっぺんまで登ったけれど
今日は少しだけと上り始めると、ススキで富士山が隠れてしまいます。
「もうここでいいや~」と諦めて撮っていると
「あの~、あと少しだけ上ると、眺めがいいですよ」と
わざわざ降りてきて教えてくださる方がいました。
その方は、頂上まで行く方のようで、このまま登らない人になってはいられないなっと
ちょっとだけ思ったのでした。



48.jpg


 
駐車場には、いつもの南山にも咲いてる「ゲンノショウコ」がたくさん咲いていて
子供たちが小さかった頃に知っていたら、教えられたのになぁ。もう後の祭りですが。




60.jpg


でも、この花はわかりません。
パノラマ台から三国峠を越えて明神峠への途中で
富士スピードウェイと頭だけの富士山を撮った足元に咲いていました。




61_201709261707249c4.jpg


何が走っているのか、ここまでいい音がこだましてきます。




65.jpg


それで、来てしまいました。
え、でも入れないの?
この日は正面ゲートは閉鎖され、東ゲートからのみ入場可でしたが




71.jpg


やっぱり、ここで撮らなくちゃね。




77.jpg

78.jpg


強者どもの夢の跡。
30度バンクは、やはり壁です。



85.jpg


大井松田ICまでのんびりとした田舎道を走ってみました。
高速道路の下には、見なければもったいない景色が広がっているのだなぁ。




86.jpg



海老名SAで買った落花生を茹でて、ビールで乾杯。
お疲れ様でした~。
一泊二日分楽しんだ気分です。









富士山と日の出を見ながら ほったらかし温泉

3.jpg


 すいぶん前に息子から聞いていた山梨の ほったらかし温泉へ行ってきました。
夏休みを取らなかったので、遠出をするのも久しぶりでしたし、
HPなどで調べてみると、ここは湯船から日の出が見られるので
日の出の一時間前から開けているということですから、
ここは気合を入れて、午前3時に出発しました。


勝沼ICからぶどう棚が並ぶフルーツラインを走り、暗い中到着してみれば
駐車場にはすでにかなりの数の車が停まっています。
写真を撮りながら歩いて行くと、掃除をしていたスタッフさんが
「今日はいいですよ~。8月は富士山、3回しかみえなかったんですから」と言ってくださり
受付のおじさんもおばさんも「今日はいいよ~」とニコニコと迎えてくださいました。
洗い場はまさかの貸切だったので、男湯ばかり混んでいるのかしらと
のんびり体を洗って露天風呂に出てゆくと、まだ明かりの灯る甲府盆地を囲むように
大パノラマで山々が連なり、その上に富士山が重厚な存在感で浮かんでいます。

お湯に目を移せば、あらま~、たくさんの裸の女性。
早くから待ちすぎて「のぼせる~」とお湯から出て、縁に座る人もいますが
わざわざ早起きしてここまで来たのに、見ず知らずのギャルの裸越しの富士山はごめんですから
一人分だけ空いていた「あちらがわ」に体を沈め、日の出を待つことにしました。

やがて、海から出た太陽が山の稜線越しに富士山に当たり、
次第に街の中を明るい場所と影の部分に分けていきます。
こちらもかなり標高はあるのですが、高い山に阻まれなかなか日が当たりません。

まだかな、まだかな。
のぼせやすいくせに、気温が低かったので、頭は冷えていてけっこう我慢できてしまいます。
見ると、菅笠がいくつも用意してありましたが、昼にはあれを被って湯に浸かるのもオツなものかもしれません。

6時少し前だったでしょうか、ついに山と山の重なりに空いた窪みから
燦々と輝く光がこちらに向かって放たれ、七色の丸いものが視界の中に浮かびました。
あったか~い。
太陽の日差しのぬくもりが心地よく、一気に眠気が襲ってきました。
日の出を一瞬拝んであがっていった人がほとんどで露天風呂はし~んと静か。
目の前で揺れるススキに合わせて、船を漕ぎそうになったので
未練たらたらでしたが、わたしも上がることにしました。



6.jpg



 気持ち良い朝の空気の中で、みなさんが食べているのは「たまごかけご飯」。
たったひとつのメニューですが、空腹具合もちょうどよく、わたしも美味しくいただきました。
富士山は見ているときりがなく、場所を変えては写真を撮り、のんびりと駐車場に戻ると、
到着したときと同じように呆気にとられました。今度はガラガラで。

近くに住んでいる方は、もしかしたら仕事前に一風呂もありえそうですが、
こちらは観光、久しぶりに持ち出したキャンプ用のEPIガスで淹れたコーヒーを飲んだら
今日一日、富士山を見るぞ~っと街への道を下り始めました。





五人で集まった日の「Three&Two」

IMG_8085.jpg



 先日のこと、平日しか休めない弟に合わせて妹に休みを取ってもらい
両親が二人で暮らす実家に集まりました。
この五人だけで、というのはいつ以来なんだろう。

ちょうど前のブログを書いた頃に招集をかけたので、
妹にオフコースのレコードをまだ持っているか聞いてみると
押入の奥にあるはずだと言い、何年もテープでフタをされていたダンボールから
『ソング・イズ・ラブ』と、セカンドアルバムの『この道を行けば』を持ってきてくれました。


大事な話が終わり、お茶を飲みながら、楽しみにしていたレコードを袋から出すと、
弟が、いまだに大量の荷物を置いたままの自分の部屋から、
「これって、小さい姉の?」と、このアルバムを持ってきました。
「そうだよ! ここにあったのか~。買ったの勘違いじゃなかったんだ~」と妹。
そういえば、セカンド・アルバムは妹が買ったと思い込んでいたわたしに妹は
「これは姉ちゃんが買ったんだよねぇ?」と言うし、
わたしは、自分で買ったはずの「秋ゆく街で」という古いライブが見つからず
もしやダンナが売った?と疑っていたら、それは弟が買った自分のレコードだと言う。
妹も「よく部屋から聞こえてきてたね~」と言うけど
それは、もうわたしがここの家にはいなかった頃の話。


「もうどれが誰のだか、ひっちゃかめっちゃかだねぇ」
「いいよ、誰のでも」
「とりあえず、三人の趣味が唯一合うのはここだけだしね」
「レコードからCDに焼ける?」 
「さぁ~?」


想像をはるかに超える遺産があることを知らされ
姉妹弟の仲が険悪になるようなドラマは
やはりこんなわたしたちには無縁でした。


一人目で生まれたわたしと
弟が生まれて三人きょうだいの真ん中になった妹と
姉がふたりもいる末っ子長男は
どうしたって親の関わり方が違うわけで
もう生まれた時から、環境そのものが違う中で育ってきたのだから
「きょうだいだからわかってくれる」
という思い込みはキケン。同じ立場にはどうしたってならない。

わかっていたのに、少し期待したり、かなり遠慮したりして、
勝手に疲れてしまっていたようです。
夕飯を一緒にとの両親の願いも叶わず、早い夕方には、またそれぞれの場所に戻っていくため、
駅に向かう二人の後ろ姿を見送りながら、わざわざ時間を割いてくれてありがとね、と素直な気持ちが湧いていました。


大きなガラスの器たっぷりのそうめんを五人で啜ったり、
サザエさんを見ながらたくさんの餃子を包んだり。
家族だった思い出は、わたしたちには遠い記憶でも、親にはつい昨日のことのようなのかもしれません。


借りてきた三枚のレコードを聴いていると、一枚一枚聴いていた背景が思い出され、
あの頃は、まだ一年どころか一日一日も長くて、一年ごとにはっきり違っていて・・とさまざま甦ってくるのですが、
中でも、ジャケットにまったく馴染みがなく、曲名もほとんどうろ覚えだというのに
オフコースが5人になったという意味(?)の「Three&Two」を聴いていると、
どんな記憶を出してきても、「でもこれより後のことなんだよな~」と降参せざるを得ないのは、
かなり意外で、ちょっと悔しい思いもするのでした。







テレビっこな夏 1

 といっても、日中からエアコンを効かせた部屋で日がな一日テレビを見ているわけではなく、
春から始めた仕事が夏休みは忙しいのと、それを乗り越えるために整骨院通いはまだ必須で、
空いた時間に親孝行の真似事などをし、
猫にごはんをあげて、トイレを片付けて、植物に朝と夜2回水を遣らなきゃ・・
なんてやっていると、もうシャワーを浴びたら、扇風機を回してテレビを見るくらいの気力しか残っていないのが本当のところ。


テレビの時間に縛られず、気になる番組はとりあえず録画しておこうと思えるのも
以前は息子がほぼ独占していたHDに、たっぷりの空きがあるからこそだし、
娘はほとんど寝に帰るだけ、ダンナもテレビを観るよりスポーツジムの人なので不在。
テレビを見る後ろめたさ(?)から自由になったな~、とか、
そんな面倒なこと考えないとイケナイ環境にしたのは誰だょw
とか思いながら、録画一覧から気分に合わせて番組を選ぶのも楽しい。

だが、朝ドラの15分ものとか、30分の小物は気軽に手を出せるが、ずしりと重たい感じの一枠があった。
小田和正の100年インタビューという3時間の大作だ。しかもNHKなのでCMもない。
これは2~3回に分けて観るようかな。まずは1時間ほど観てみよう、と観始めたのだが、
ずるずるとテレビの前に居座って、一気に見てしまった。
小田さんのファンですなんて言ったら申し訳ないくらい、ちょっと好きな時がありました、という程度のわたしでも
中学生の頃からOL時代、いやもう少し後まで、そして「その歌詞はもう聴けないな」と聴かなかった頃まで
普通に生活している後ろに、小田さんの曲は流れていたのだなと、思い知った3時間だった。
決して前のめりな3時間ではなかったし、むしろ、あぁやっぱり、ちょっと好きな時代があったねぇ、と
疲れた体を壁にもたれて、日暮れから夜にかけて程よい距離感を味わっていた。


中学生になり、夜更けのラジオに齧り付き始めた頃、ラジオ関東だったか、
杉田二郎に「オフコース!」と紹介されて歌う人たちの爽やかな歌声は
土曜の夜には不似合いな印象で耳に残っただけだったが、
その数年後、高校生だった夏休みにラジオから流れてきた「眠れない夜」は
綺麗でポップなメロディが耳触りがよかったが、歌詞を追って仰天した。

「たとえ君が目の前に 跪いて全てを 忘れて欲しいと涙流しても
 ぼくはきみのところへ 二度とは帰らない 
 あれが愛の日々なら もういらない」
なに この歌詞。
以来、本物の眠れない夜が来るたびに、サビの部分が頭の中で鳴り出し
ますます眠れなくなるある意味呪いの歌のようでもあるのに
この曲の入ったアルバム、「ワインの匂い」をいったい何回聴いただろう。
アルバム一枚でひとつの曲に感じられる、A面からB面にひっくり返しているのに
曲の切れ目を感じられないまま、あ~あもう終わってしまう・・・と聴き終わることの繰り返しで、
オフコースのレコードはこれ一枚あればいい。他のレコードは聴かない。とさえ思っていた。

結局、妹もオフコースが好きになり、OLになった初めてのクリスマスに「ソングイズラブ」をプレゼントする約束をして
年末に携え実家に帰り、ちゃっかりカセットに録音して寮に持ち帰ったものだから、「唯一のアルバム」構想は簡単に崩れた。
そんなわたしにとってのオフコース全盛時代は、だが今回の番組ではまるでなかったかのように
すっぽり飛ばされていた。驚いた。

オフコースは二人の頃がいい。鈴木さんの曲と小田さんの曲、どちらも同じくらい好きだ。
そうだったはずなのに、テレビを観た翌日、家にある3枚のレコードを聴いていると
圧倒的に小田さんの曲に惹かれることに、また驚いた。
大人びた雰囲気の鈴木さんの曲を、わかったつもりになって聴いていた、背伸びしたかった19歳。
そんなところだろうか。


今また小田さんの番組を観たいと思うのは、小田さんのまさかの好々爺ぶりに惹かれるからだと思う。
若い頃のような、頑なな表情のままの小田さんだったら
老若男女混ざりあった客席も、遠慮のない手拍子もなく
テレビを通してそれを見てほろりとくることもなかったのだと思う。

それにしても3時間は、座り疲れた。





NEXT≫
プロフィール

櫟コナラ

Author:櫟コナラ
里山と多摩川のある街で暮らしています。
家にいる時は、音楽かラジオをかけて、パンを作ったり、ネコと戯れたり。
うまく子離れしている・・つもりなんですが・・・。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
南ちゃんの活動 里山の出来事 (93)
パン作り (7)
momoとそらの話 (4)
遠出やらなにやら (29)
未分類 (3)
そら豆の機嫌 (1)
下北沢 (3)
映画 (6)
富士山 (8)
音楽と一緒 (182)
ブルース・コバーン (2)
チェット・ベイカー (1)
ニッキー・ホプキンス (1)
パティ・スミス (2)
ジェームス・イハ (2)
10cc (1)
ムーディ・ブルース (1)
ベイ・シティ・ローラーズ (1)
アル・スチュアート (2)
ローリング・ストーンズ (8)
U2 (4)
カーズ (1)
ジョージ・ハリソン (4)
イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー (1)
NSP (1)
ボビー・コールドウェル (1)
ニコレット・ラーソン (1)
グレッグ・オールマン (1)
フリートウッド・マック (3)
ブラザーズ・ジョンソン (1)
クライマックス・ブルース・バンド (1)
アメリカ (3)
ダン・フォーゲルバーグ (1)
アフロディティス・チャイルド (1)
バック・ストリート・クローラー (1)
スイング・アウト・シスター (2)
スーパー・トランプ (1)
ドゥービー・ブラザーズ (2)
エリック・クラプトン (2)
ポンキッキーズ (1)
バッド・カンパニー (2)
クリストファー・クロス (1)
リッキー・リー・ジョーンズ (1)
ビートルズ (5)
トム・ウェイツ (1)
宇多田ヒカル (1)
ラズベリーズ (1)
シャーデー (2)
コールドプレイ (6)
ジョニ・ミッチェル (4)
トッド・ラングレン (1)
オフコース (3)
ロッド・ステュワート (1)
TENSAW (1)
ポール・マッカートニー (3)
リンゴ・スター (1)
POPS IN PICTURE (1)
ジョン・アンダーソン (3)
唱歌 (1)
大瀧詠一 (1)
スティクス (3)
EL&P (1)
グループサウンズ (1)
ザ・バンド (1)
スティーブン・ビショップ (1)
ペンギン・カフェ・オーケストラ (1)
ジョン・メイヤー (2)
社歌・・etc (1)
ピーター・ガブリエル (1)
小室等 (1)
ティンガーラ (1)
アウスゲール (1)
パワー・ステーション (1)
チューリップ (1)
エリオット・スミス (1)
スマッシング・パンプキンズ (1)
クリーム (2)
ホール&オーツ (1)
シン・リジィ (1)
アクロス ザ ビュー (1)
モビー・グレープ (1)
デビッド・カバーデイル (1)
ディープ・パ-プル (3)
ホワイト・○○○○ (1)
バッド・フィンガー (1)
ロブバード (1)
ダーク・ダックス (1)
UK (1)
ソノシート (1)
ふきのとう (1)
シーナ&ロケッツ (1)
ペット・ショップ・ボーイズ (1)
ベイビーズ (1)
フリー (1)
デビッド・ミード (1)
ブルーオイスターカルト (1)
キングス・オブ・レオン (1)
クイーン+ポール・ロジャース (1)
デレク&ザ・ドミノス (1)
BAHO (1)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ (1)
ロン・ウッド (1)
キース・リチャーズ (1)
仲井戸麗市 (1)
カルメン・マキ (1)
ミッドレイク (1)
ストーン・テンプル・パイロッツ (1)
イエロー・モンキー (2)
デビッド・ボウイ (2)
ミック・ロンソン (1)
トム・ペティ&ザ ハートブレイカーズ (1)
カルチャード・パールズ (1)
生沢佑一 (1)
ザ・キンクス (1)
キング (1)
ポコ (1)
レッド・ツェッペリン (1)
TOTO (3)
ジェシ・デイヴィス (1)
レーナード・スキナード (1)
スティーブ・ミラー・バンド (1)
レスリー・ケリー&ジョン・フォード・コーリー (2)
リビー・タイタス (1)
ルーマー (1)
グレッグ・レイク (1)
ステイタス・クォー (1)
JDサウザー (1)
アル・ジャロウ (1)
打首獄門同好会 (1)
トム・ロビンソン・バンド (1)
ランディ・クロフォード (1)
ニール・ヤング (1)
レオ・セイヤー (1)
ウィリー・ネルソン (1)
マグネット (1)
ハング・ドラム・プロジェクト(?) (1)
山下達郎 (1)
最新トラックバック
月別アーカイブ
ブログに書いたアルバム 2
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
関連本
ブログに書いたアルバム

High Winds White Sky

チェット・ベイカー・フォー・カフェ・アプレミディ

夢見る人

ウェイヴ

LOOK TO THE SKY

The Original Soundtrack

THE Very Best of THE Moody Blues

Rollin

スティール・ホイールズ

ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム (DVD付 初回限定盤)

錯乱のドライヴ/カーズ登場(紙ジャケット/SHM-CD)

Carry on

Sleep Baby Sleep

Laid Back

ファームハウス

Tango in the Night

牙(タスク)

ベスト・オブ・ザ・ブラザーズ・ジョンソン

Mirage

Rumours

Fleetwood Mac

Cloud Nine

アイ・アム・サム

Plays On ~ Remastered & Expanded Edition [from UK]

Lucky for Some

ザ・トルバドールズ

America Original Album Series

flip flop

Welcome to the Real World

ホーム・フリー(紙ジャケット仕様)

666

シェイプス&パターンズ

Dream of Life

Burn

PUNCH DRUNKARD

Look to the Sky [Analog]

ブレックファスト・イン・アメリカ

Doobie Brothers ドゥービーブラザーズ / Best Of The Doobies 輸入盤 【CD】

461 Ocean Boulevard

ラン・ウィズ・ザ・パック

Christopher Cross

パイレーツ(紙ジャケット/SHM-CD)

プリーズ・プリーズ・ミー

クロージング・タイム(紙ジャケット仕様)

ベスト~フィーチャリング・エリック・カルメン

プロミス

ラント:ザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン(K2HD/紙ジャケット仕様)

ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

Smiler

Captain & Me

ポール・マッカートニー

イン・ザ・シティ・オブ・エンジェルス

イッツ・オンリー・ロックン・ロール

All That You Can't Leave Behind

A LONG VACATION 30th Edition

グランド・イリュージョン~大いなる幻影(紙ジャケット仕様)

Cornerstone

Crystal Ball

ELP四部作

ラスト・ワルツ 特別編 [DVD]

Wings Over America

Bowling in Paris

【輸入盤】ASGEIR アウスゲイル/IN THE SILENCE(CD)

【送料無料】 Power Station パワーステーション / Power Station 輸入盤 【CD】

TAKE OFF(離陸)

Figure 8

FC2Ad